2015年10月30日金曜日

最強猛毒キノコ「カエンタケ」 大量発生


実りの秋は、食欲の秋。さまざまな旬の食べ物がおいしいこの季節、シーズンを迎えているのがキノコだ。美しい形状や独特の色合いから愛好家も多いが、秋は毒キノコによる食中毒被害がピークとなるシーズンでもある。奈良では近年、わずかな量でも口にすれば生命にかかわる猛毒キノコ「カエンタケ」が大量発生。
発生時期や場所は、虫が媒介する菌で樹木が枯れる「ナラ枯れ」被害と重なっている
との指摘もあり、関係者は注意を呼びかけている。

■カエンタケの威力

地面から人間の指先が突き出たように生え、燃えさかる炎のような赤色を全身に帯びるキノコ。
古くからその猛毒で知られ、林野庁の担当者が「毒キノコの中で最も危険」と話す「カエンタケ」だ。
漢字では「火炎茸」、または「火焔茸」と書く。

カエンタケはニクザキン科のキノコで、長さは3~15センチ。折れたりして内部から染み出た汁が皮膚に付着すれば炎症を起こし、誤って口にすれば約30分後には悪寒や嘔吐(おうと)、手足のしびれなどを発症。数日後には消化器不全や脳神経障害を引き起こし、死に至ることもある。
厚生労働省によると、過去には薬用と勘違いして酒に浸して飲み、死亡した例もあるという。

このカエンタケ、近年は奈良県内で大量発生しているのが確認されている。昨年8~10月には、生駒山山麓(同県生駒市)で100本以上、奈良市の観光名所「若草山」の頂上付近でも1本が確認された。

愛好家の仲間とともに「キノコ観察会」を開催した際、これらのカエンタケを確認した
「奈良きのこの会」の世話人、下原幸士さん(65)は「近年これほどの大量発生を見たのは初めて」
といい、関係機関に注意喚起を呼びかけた。

※下記リンクより、一部抜粋。続きはソースで
http://www.sankei.com/west/news/151030/wst1510300009-n1.html


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