FIFA=国際サッカー連盟を巡る事件で、アメリカの司法当局は、 すでに起訴したFIFAの副会長ら14人のほかに、南米やアジアのサッカー連盟の幹部ら 25人が不正に関わった疑いがあることを指摘しており、捜査は今後さらに広がりをみせる 可能性が出ています。
今回のFIFAを巡る事件で、アメリカの司法当局は多額の賄賂の受け渡しなどがあったとして、 FIFAの副会長ら合わせて14人を組織的不正の罪で起訴しています。
さらに司法当局は起訴状の中で、副会長らの「共犯者」として、ほかに25人が不正に関わった 疑いがあることを指摘しています。
この25人について、いずれも匿名にしたうえで、FIFAの傘下にある南米や 北中米カリブ海のサッカー連盟や、日本も加盟しているアジアサッカー連盟の幹部などとしています。
そして、不正の具体的な内容として、副会長らと共にスポーツ関連企業に多額の賄賂を要求したり、 資金の提供に同意したりするなどしていた疑いがあると説明しています。
ブラジルでは、政府や議会が独自の調査に乗り出すなか、地元メディアなどは、 ブラジルサッカー連盟のデル・ネロ会長が不正に関わったのではないかと伝えています。
また、アルゼンチンなどの政府も、この機会にサッカーを巡る不正を徹底的に追及する姿勢を 示しており、捜査の範囲はさらに広がるとみられています。
起訴の会社幹部 無罪主張
FIFA=国際サッカー連盟を巡る事件で、FIFAの元理事らに賄賂を贈ったなどとして 起訴されたブラジルのスポーツ関連会社の幹部の裁判が29日、ニューヨークで行われ、 この幹部は無罪を主張しました。
無罪を主張したのはブラジルのスポーツ関連のマーケティング会社、「トラフィック」の アメリカ支社の幹部、アーロン・ダビッドソン被告で、今回の事件で、アメリカの司法当局が 組織的不正の罪で起訴した14人のうち、初めての出廷となりました。
一方、賄賂を受け取った側の出廷については、アメリカ政府が副会長2人を含むFIFAの 関係者7人を逮捕したスイスの政府や起訴されたFIFAの元理事が暮らすパラグアイの政府、 さらにFIFAの元副会長が逮捕されたトリニダード・トバゴの政府に対し、それぞれ身柄の引き渡しを 求めて手続きを進めていて、実現にはまだ時間がかかりそうです。
スポンサーの中には関係見直しの姿勢も
FIFA=国際サッカー連盟を巡る事件を受けて、FIFAのスポンサーとなっている企業が 相次いで声明を発表し、中には、FIFAとの関係の見直しも辞さない姿勢を示す企業も出ています。
このうち、アメリカの大手飲料メーカーコカ・コーラは「FIFAは、失った信頼を取り戻すため、 あらゆる手だてを講じる必要がある。
今回、提起された問題すべてについて、迅速かつ透明性をもって説明するよう求める」としています。
また、クレジットカード大手のビザは「FIFAが組織内部の問題について速やかに 説明するよう求める」としたうえで、「FIFAが改革に失敗すれば、われわれは、 スポンサー関係を見直すつもりだと伝えている」としています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150530/k10010097141000.html
今回のFIFAを巡る事件で、アメリカの司法当局は多額の賄賂の受け渡しなどがあったとして、 FIFAの副会長ら合わせて14人を組織的不正の罪で起訴しています。
さらに司法当局は起訴状の中で、副会長らの「共犯者」として、ほかに25人が不正に関わった 疑いがあることを指摘しています。
この25人について、いずれも匿名にしたうえで、FIFAの傘下にある南米や 北中米カリブ海のサッカー連盟や、日本も加盟しているアジアサッカー連盟の幹部などとしています。
そして、不正の具体的な内容として、副会長らと共にスポーツ関連企業に多額の賄賂を要求したり、 資金の提供に同意したりするなどしていた疑いがあると説明しています。
ブラジルでは、政府や議会が独自の調査に乗り出すなか、地元メディアなどは、 ブラジルサッカー連盟のデル・ネロ会長が不正に関わったのではないかと伝えています。
また、アルゼンチンなどの政府も、この機会にサッカーを巡る不正を徹底的に追及する姿勢を 示しており、捜査の範囲はさらに広がるとみられています。
起訴の会社幹部 無罪主張
FIFA=国際サッカー連盟を巡る事件で、FIFAの元理事らに賄賂を贈ったなどとして 起訴されたブラジルのスポーツ関連会社の幹部の裁判が29日、ニューヨークで行われ、 この幹部は無罪を主張しました。
無罪を主張したのはブラジルのスポーツ関連のマーケティング会社、「トラフィック」の アメリカ支社の幹部、アーロン・ダビッドソン被告で、今回の事件で、アメリカの司法当局が 組織的不正の罪で起訴した14人のうち、初めての出廷となりました。
一方、賄賂を受け取った側の出廷については、アメリカ政府が副会長2人を含むFIFAの 関係者7人を逮捕したスイスの政府や起訴されたFIFAの元理事が暮らすパラグアイの政府、 さらにFIFAの元副会長が逮捕されたトリニダード・トバゴの政府に対し、それぞれ身柄の引き渡しを 求めて手続きを進めていて、実現にはまだ時間がかかりそうです。
スポンサーの中には関係見直しの姿勢も
FIFA=国際サッカー連盟を巡る事件を受けて、FIFAのスポンサーとなっている企業が 相次いで声明を発表し、中には、FIFAとの関係の見直しも辞さない姿勢を示す企業も出ています。
このうち、アメリカの大手飲料メーカーコカ・コーラは「FIFAは、失った信頼を取り戻すため、 あらゆる手だてを講じる必要がある。
今回、提起された問題すべてについて、迅速かつ透明性をもって説明するよう求める」としています。
また、クレジットカード大手のビザは「FIFAが組織内部の問題について速やかに 説明するよう求める」としたうえで、「FIFAが改革に失敗すれば、われわれは、 スポンサー関係を見直すつもりだと伝えている」としています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150530/k10010097141000.html
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1433032869/
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